芸術はアートだ!

芸術はアートだ!

街中で気軽に楽しめるアート

アートを楽しむといえば、どういったものを想像するでしょうか。美術館やギャラリー、駅やデパートなどで展示されている絵画やデザイン画、彫刻や立体造形作品を鑑賞する、といったものがまず浮かぶことでしょう。しかし、それらよりもっと手軽に、アートを楽しむことができます。それがパブリックアートです。
パブリックアートとは、駅構内や道路・遊歩道、公園や公共施設など、公共的な空間(パブリックスペース)に設置されている芸術作品のことを指します。設置されている場所の空間的な特性や周囲とのバランスを考慮し、その場の雰囲気や空間の魅力を高める役割を担っています。形式はさまざまで、象徴的なものやコンセプト性が強いもののほか、音や光・風や人による外的刺激を利用したものまで存在します。
一例として、大阪は万博記念公園にある太陽の塔や、新宿スバルビルの「新宿の目」、北海道はモエレ沼公園のテトラマウンド、山口県は蟻の城、渋谷駅連絡通路にある「明日の神話」、渋谷のモアイ像といったようにさまざまなものがあります。他にも神戸・三宮や境港、新潟、石川県金沢市など、芸術を親しみ、隣り合わせで楽しむことができる都市・町が全国各地にあるため、ぜひ出かけてみましょう。

有名なアート作品

現代も展示され価値が高いとされるアート作品の中には、その分野に精通していなくても知っているものがいくつかあります。例えばピカソの「ゲルニカ」という作品です。ピカソはキュービズムの創始者です。
キュービズムとは、従来の遠近法を遣わないで異なる視点から物体を捉え、一つの画面に描くことで断片化された平面を映し出す表現方法のことです。有名な絵画であるゲルニカは学校の教科書でも紹介されるアート作品です。日本では最も知名度が高いとされます。これはスペインで内戦が勃発した1937年に制作した作品で、スペインの都市ゲルニカがドイツ群の激しい空襲を受けている様子を描写しています。空爆の前にも共和党と社会主義政府との間で無差別攻撃が行われ、バルセロナなど多数の死者を出しています。ピカソのアートは政治色が強いものが多く、ゲルニカも社会主義政府を絶対悪として位置づけた作品と言われます。キャンパスは白黒で統一され、闘牛はファシズムを馬は抑圧された人間を表すとされます。
ピカソ自身は動物に意味を持たせるのは自分の考えではないと語っていましたが、苦しむ動物たちは当時の内戦を彷彿とさせます。キャンパスの左下で倒れている人はピカソ自身です。

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Last update:2016/11/18